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日高 昭秀; 橋本 和一郎; 杉本 純; 吉野 丈人*
Validation of Systems Transients Analysis Codes (FED-Vol. 223), 0, p.99 - 106, 1995/00
シビアアクシデント条件下の原子炉冷却系及び格納容器内におけるFPエアロゾルの挙動を調べるため、原研ではリスク評価用ソースターム解析コードTHALES-2のモジュールとしてART Mod2コードの開発を行っている。同コードの解析モデルの検証の一環として、配管内のFP沈着・移行挙動に関して原研の小規模配管を用いたWAVE実験及びCSNIの国際標準問題(ISP-34)として採用されたFALCON実験の解析を行った。また最近組み込んだ放射線分解、加水分解に関するヨウ素化学モデルを検証するため、ACE/RTF3B実験解析を実施した。その結果、ARTコードはそれぞれの実験に対して適切な解析能力を有すること、ソースタームを精度良く評価するためには、熱水力解析とFP挙動解析を密接に結合するとともに、化学反応を考慮しFPの化学形を適切に同定する必要があることを明らかにした。